日本語で「ペンが走る」のようにそのままではどういう意味か理解ができない表現がありますよね。
そんな表現が英語でもあるのか気になったことはありませんか?
英語でも慣用表現はいっぱいあります。
今回は「虫関連」の単語が入った表現を紹介します。
面白い表現がいっぱいあるのでぜひ覚えて使ってみましょう!
直訳で理解できない慣用表現を知りたい

日本語で「ペンが走る」みたいに意味を知らないとよくわからない表現ってあるよね?
英語でもそういう表現ってどういうものがある?

いい質問だね!英語でも色々な表現があるよ!
じゃあ今回は「虫」を使った表現を紹介するね!
虫を使った慣用表現

じゃあ「虫」を使った表現を意味と一緒に紹介するね!
表現のシチュエーションを想像するとなんとなく理解できると思うよ!
- A bug in one’s ear…気になることを囁かれて、ずっと頭から離れない状態
- Bug someone…イライラさせる、悩ませる
- Have butterfly in one’s stomach…緊張してドキドキする
- Busy as a bee…とても忙しい
- A fly on the wall…こっそり見聞きする人
- To have ants in one’s pants…ソワソワして落ち着かない
- Like a moth to a flame …危険とわかってても引き寄せられる

虫だけ結構色々あるんだね!
せっかくだからどうやってそういう言葉ができたのか由来も知りたいな。
慣用表現の由来と例文

じゃあ由来を紹介していくね!
一緒に例文も見てみよう!

例文もあると使い方もわかりやすくなるね!
A bug in one’s ear〜気になることを囁かれる〜

『A bug in one’s ear』は昔のヨーロッパで、「虫が耳に入る=気になってしかたがない」といった発想があり 、そこから派生して何かを囁かれて頭が離れないって行った表現になったよ!

なるほどね!確かに虫が耳に入ったら気になってしょうがないもんね!

この表現を使った文章を紹介するね
- Ever since she mentioned the trip, I’ve had a bug in my ear.
彼女が旅行の話をして以来、ずっと気になっています。 - He put a bug in my ear about taking a vacation.
彼は休暇を取るようにそれとなく勧めてきました。

putの後に使うと、他人が主語になって気になるようなことを言ったきたといった文章になって、
haveをつかうと、自分が主語になって誰かに言われた後にその考えがずっと頭に残ってる感じだよ。

なるほどね!主語によって使う動詞も異なるんだね!
覚えておこう!
Bug someone〜イライラさせる、悩ませる〜

『Bug someone』は小さな虫がまとわりつくとイライラするのと同じで誰かがしつこくすることを『bug』って言うようになったみたいだよ。
例としてはこんな感じで使うかな。
- I need to concentrate on this, so stop bugging me.
これに集中したいから、邪魔しないで!(イライラさせないで) - Do you know what really bugs me, when people talk loudly in the train.
私が本当にイライラするのは、電車の中で大声で話す人たちだよ。

こうやって使うんだね!普段使う単語だと、『annoy』苛立たせる『bother』邪魔をするみたいな感じで使うんだね!

そうだね!『bug』は口語表現になるから使えると幅広く表現できるようになるよ。
Have butterflies in one’s stomach〜緊張してドキドキする〜

『Have butterflies in one’s stomach』は英語ではよく使われる表現だよ。
緊張すると胃のあたりがムズムズする感覚を「蝶が飛び回っているようだ」と表現したことでできた言葉だよ。
個人的には結構好きな表現だな〜。
例文も紹介するね。
- she had butterflies in her stomach before her big exam.
大事な試験の前に、彼女はとても緊張していました。 - When I think about my first date tomorrow, I get butterflies in my stomach.
明日の初デートのことを考えると、緊張します。

僕もこの表現好きだな。次緊張することを表現するときに使ってみよう〜。
他の言い回しだと『get nervous』緊張するとか『feel anxious』不安を感じるとかになるね!
Busy as a bee〜とても忙しい〜

『Busy as a bee』は直訳すると「蜂のように忙しい」になるね。蜂は蜜を集めたり、自分の巣を作ったりして常に働いているのでとても忙しいっていう表現になっているよ。
使い方はこんな感じだよ!
- He is as busy as a bee studying for the exam
彼は試験勉強でとても忙しい。 - I have been as busy as a bee since I started my new job.
新しい仕事を始めてからとても忙しくしています。

働きものの蜂をモチーフにしているんだね!確かに働きバチは常に働いているイメージがあるよね。
A fly on the wall〜こっそり見聞きする人〜

『A fly on the wall』は『fly』ハエが壁にと止まっていると、会話を聞いているように見えるため、「こっそり会話を聞きたい」という願望を表現するのに使われるよ
使い方はこんな感じだよ。
- I want to be a fly on the wall while our teacher is making the test.
先生がテストをつくっている間こっそり見ていたい。 - You know what? He’s going to have an interview.
I wish I could be fly on the wall.
あのね、彼が面接を受けるんだって!こっそり様子を見てみたいな。

なるほどね。ハエが止まっているのってまじまじと見ることないけど、確かになんか聞かれてる感じするね。
面白い表現だね!
To have ants in one’s pants〜ソワソワして落ち着かない〜

次は『To have ants in your pants』だね!
『ants』はアリを意味するよ。アリがズボンの中にいるって表現になるから、その状況だったら落ち着かないよね?そのイメージから落ち着かない人に対して使う表現になるよ。特に子供に使うことが多いよ。
実際に使うとこんな感じかな。
- We’re going to Hawaii, so my kids have ants in their pants.
私たちはハワイに行くので、子供たちはソワソワしています。 - I had ants in my pants waiting for the presentation to start.
プレゼンテーションが始めるのを待ちながら落ち着きがなかった。

ちょっと想像するだけで落ち着かない表現だね…
落ち着かないのがよく伝わってくるよ。
Like a moth to a flame〜危険とわかってても引き寄せられる〜

じゃあ最後の表現だね。
『Like a moth to a flame』の『moth』は蛾を意味する単語で『flame』炎だね。
蛾は本能的に引き寄せられる性質があって、そのせいで命を落とすことがあることから「危険なものとわかってても引き寄せられる」っていう意味の表現になったよ。
じゃあ使い方を紹介するね!
- Despite knowing the risks, he was drawn to gambling like moth to a flame.
リスクを知っているにも関わらず、彼はギャンブルに引き寄せられてしまった。 - I kept returning to my ex-boyfriend, like a moth to a flame.
(私は元カレの元に何度も戻ってしまった。(悪影響はあるとわかっていながらも))

よくないものとわかっていながらも引き寄せられちゃうときに使うんだね。虫の習性のせいで抗うことができないことを表現している感じだね。
それぞれの表現を由来と例文で紹介しました。
由来を知ってから文章を読むとそのシチュエーションが理解できて覚えやすくなると思います。色々な表現を知っていることで会話の幅が広がるのでぜひ覚えて使ってみましょう。
まとめ

虫を使った表現だけでこんなにいっぱいあるんだね!
その表現の由来も知って考えるとすごい面白いね。

でしょ!色々な表現があるからぜひ使ってみてね!
日常会話で急に出てきたときも知っているとスムーズに会話できるから便利だよ!
他にも色々な表現があるから気になったら調べてみてね!
「虫」を使った表現知っているものはありましたか?一つでも知らないものがあればぜひ覚えて使ってみてください。
慣用表現は知らないと意味が理解できないものがほとんどです。知っているだけでコミュニケーションの幅が広がっていくのでぜひ覚えて使ってみてください!
今後も英語での慣用表現を紹介していきますので、楽しみにしていてください!
『小さな積み重ねが大きな力に』続けれていれば結果は絶対ついてくるよ!それまで頑張りましょう!
今日の単語、フレーズ
- Concentrate on …〜に集中する
- You know what? …あのね(相手に注目して欲しいときに使う)
- Despite…〜にも関わらず
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