英語で「速い」を表す単語はいくつかありますが、quick と rapid は似ているようで使い方が違います。
今回は、マヤとコタローの会話を通して、日常のシーンでイメージしながら覚えられる解説をします。
速いの表現の違いは?

「速い」って英語で言うとき、quick と rapid ってどう使い分けるの?

うん、簡単に言うと「短時間で終わる速さ」と「進行や変化の速さ」で分けるんだ。

なるほど、でもまだイメージがつかないな。

じゃあ、身近な例で考えてみよう。
「quick」と「rapid」の違い
quick : 一瞬でできる、短時間の速さ
イメージ:
- ⚡ 瞬時に終わる行動
- 🖊 メモをサッと書く
- 🍎 スナックをサッと食べる
例文:
- He is a quick learner.(彼は学習が早い)
- I need a quick answer.(すぐに答えがほしい)
- Let’s take a quick break.(ちょっと休憩しよう)
- She gave a quick smile.(彼女はさっと笑った)
ポイント:短時間で完了する行動や瞬間的な出来事に使う
rapid : 進行や変化が早い、持続的な速さ
イメージ:
- 🌊 川の流れのように続く速さ
- 🚄 電車や車のスピード
- 📈 急速に進む変化
例文:
- The patient’s heart rate is rising rapidly.(患者の心拍が急速に上がっている)
- There was rapid growth in technology.(技術は急速に発展した)
- The company achieved rapid success.(会社は急速に成功した)
- Climate change is happening at a rapid pace.(気候変動は急速に進んでいる)
ポイント:変化・進行の速さを強調する場合に使う
英会話で使い方を確認しよう

よし、会話のなかで違いを見てみよう!
カフェで勉強している時の会話

I feel hungry. I think I’ll grab a quick sandwich before we start.
(お腹すいたな。始める前にサッとサンドイッチ食べてくるよ。)

Sure, that’s a good idea. Something quick is perfect when you don’t have much time.
(いいね。時間がないときは、パッと食べられるものがちょうどいいよ。)

By the way, I read an article this morning about the rapid growth of electric cars.
(そういえば、今朝の記事で電気自動車の急速な成長について読んだよ。)

Oh yeah, that market is growing rapidly these days. It’s amazing how fast things are changing.
(そうそう、その市場は最近急速に伸びてるよね。本当に変化が早いよ。)

Yeah, you just said “rapidly.” I always get confused between “quick” and “rapid.” Are they the same?
(今「rapidly」って言ったよね。僕さ、いつも quick と rapid の違いがよくわからないんだ。同じ意味なの?)

Good question! Quick is more like “right away,” while rapid means “happening fast over a period of time.”
(いい質問だね!Quick は「その場ですぐに」という感じで、Rapid は「ある期間を通して速く進む」という意味だよ。)

Got it! So next time I rush to the station, it’s a quick run, not a rapid run, right?
(なるほど!じゃあ、次に駅まで走るときは quick run で、rapid run じゃないんだね?)

Haha, exactly! Unless you keep running rapidly for hours, which I doubt!
笑、そうそう!何時間も急速に走り続けるなら別だけどね!)
今日のポイント:something quick to eat の使い方
英語では、something / anything / nothing / everything の後ろに形容詞を置き、さらに to+動詞の原形 を続けることで、
「どんな目的で使うものか」まで表せます。
例文
- I need something quick to eat.
(何かサッと食べられるものがほしい) - Do you have something cold to drink?
(何か冷たい飲み物ある?) - Give me something interesting to read.
(何か面白いものを読ませてよ)
ポイント - 形容詞+to+動詞 の形は日常会話でよく使う
- quick は「サッとできる・手早い」という意味で食べ物や軽い行動によく使われる
まとめ

なるほど、quickは「サッとできる行動」、rapidは「続く速さ」ってイメージか。

そうそう。短い行動なら quick、進行中の速さなら rapid、と覚えておくと自然に使えるよ。
単語 | イメージ | 使い方 |
---|---|---|
quick | ⏱ 短時間で終わる | 一瞬で終わる行動や瞬間的な速さ |
rapid | 🌊 続く速さ | 変化や進行の速さ、持続的な速さ |
Quick は「その場ですぐに」、Rapid は「時間を通して急速に進む」というイメージを覚えておくと、英語の会話や文章で迷わず使い分けられます。
日常会話では quick が自然に、ニュースやレポートでは rapid がしっくりくる場面が多いです。
小さなニュアンスの違いを意識するだけで、英語力はぐっとアップします。緊張せず、まずは一歩踏み出して使ってみましょう!
「小さな積み重ねが大きな力に」
毎日のちょっとした学びの積み重ねが、将来の大きな力につながります。焦らずコツコツ、応援しています!
今日のフレーズ
英語表現 | 日本語訳 | 補足・ニュアンス |
---|---|---|
By the way | ところで | 話題を変えるときによく使う |
that’s a good idea | いい考えだね | 相手の提案に賛同するとき |
I always get confused between A and B | AとBの違いでいつも混乱する | get confused between〜「〜の違いがわからなくなる」 |
Good question! | いい質問だね! | 相手を肯定するときに便利 |
Got it! | わかった! | I got it の省略形、カジュアル表現 |
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