長文読解シリーズ、中級編第10話です。
出会いがあれば、別れもあります。今回は、ルーカスとリリーが帰国する日。
コタローとマヤは空港で最後のお別れをします。少し寂しいけれど、その経験がコタローにとって大きな成長となるお話です。
英語での自然な別れの表現にも注目しながら読んでみましょう。
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Farewell at the Airport

Today’s the day Lucas and Lily leave. I feel a little sad.

Yeah… but I want to thank them properly — in English this time.

I’m sure they’ll be happy to hear that! Let’s do our best.
🇬🇧 English Text(約250語)
Farewell at the Airport
It was a quiet Sunday afternoon at Haneda Airport.
Kotaro and Maya stood near the international gate, waiting for Lucas and Lily. They watched the planes take off one after another.
“I can’t believe they’re leaving today,” Maya said softly.
Kotaro nodded. “Yeah… time went by so fast. I still remember the first day we met.”
Soon, Lucas and Lily appeared, pulling their suitcases.
“Hey! You came to see us off!” Lucas said with a big smile.
“Of course!” Maya replied. “We couldn’t miss this.”
“Thank you for everything,” said Lucas. “We had such a great time in Japan. Everyone was so kind. I’ll really miss you guys.”
“We’ll miss you too,” Maya said. “You made our class so much fun.”
Kotaro took a small breath and said, “I want to say thank you too. Because of you, I’m not afraid to speak English anymore. You always listened to me, even when I spoke slowly.”
Lily smiled warmly. “You’ve improved a lot, Kotaro. I’m proud of you.”
“Thanks,” Kotaro said shyly. “Next time we meet, I’ll talk even better!”
The boarding announcement echoed through the hall.
Lucas reached out his hand. “Promise you’ll visit us in England someday.”
“I promise,” Kotaro said, shaking his hand firmly.
As they waved goodbye, Kotaro felt both sad and happy.
He watched their backs disappear beyond the gate and thought,
I want to study abroad one day. I want to keep learning English.
A new journey had already begun in his heart.
🇯🇵 日本語訳
静かな日曜の午後、羽田空港。
コタローとマヤは国際線のゲート近くに立ち、ルーカスとリリーを待っていました。飛び立つ飛行機を眺めながら、マヤが言いました。
「本当に今日で帰っちゃうんだね。」
コタローはうなずきました。「うん。あっという間だったな。初めて会った日のこと、まだ覚えてる。」
やがてスーツケースを引いたルーカスとリリーが現れました。
「来てくれたんだね!」とルーカスが笑顔で言いました。
「もちろん!見送りに来たよ」とマヤ。
「今までありがとう。日本で本当に楽しい時間を過ごせたよ。みんな優しくしてくれて…本当に寂しくなるな。」
「私たちも寂しいよ。二人がいてくれたおかげで、クラスがすごく楽しかった」とマヤ。
コタローは深呼吸して言いました。
「僕もありがとうを言いたい。二人のおかげで、もう英語を話すのが怖くなくなったんだ。ゆっくり話しても、いつも聞いてくれたから。」
リリーは優しく笑って言いました。
「コタロー、本当に上達したね。誇りに思うわ。」
「ありがとう。次に会うときは、もっと上手に話すよ!」とコタロー。
搭乗のアナウンスが響きました。
ルーカスが手を差し出します。
「いつかイギリスにも来てね。」
「約束するよ」とコタローは力強く握手をしました。
別れの手を振りながら、コタローは思いました。
「いつか留学したい。そして、もっと英語を上手くなりたい。」
彼の心の中では、もう新しい旅が始まっていました。
🧭 まとめ
別れは寂しいものですが、それは次の一歩につながります。
コタローは、ルーカスとリリーとの出会いを通して、英語を話す自信を手に入れました。
そして今度は、もっと成長したいという新たな気持ちが芽生えています。
中級編もいよいよここで完結。次のステップでは、さらに自然な英語表現と自分の考えを伝える力を磨いていきましょう。
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