「手を貸す」「足を洗う」など日本語で体のパーツを使った表現がありますよね。英語でも体のパーツを使った表現がいっぱいあります。今回は部位別で表現を紹介するので覚えてぜひ使ってみてください!
- 体のパーツを使った表現を覚えよう!
- 体のパーツごとの表現
- 例文
- keep your head〜冷静でいる〜
- Over one’s head〜難しすぎて理解できない〜
- Catch someone’s eye〜目を引く〜
- In the blink of an eye〜一瞬で〜
- Lend an ear〜耳を貸す〜
- Play it by ear〜即興でやる〜
- Word of mouth〜口コミ〜
- Put your foot in your mouth〜失言する〜
- Give a hand〜手伝う〜
- Have one’s hands full〜忙しすぎる〜
- A shot in the arm〜元気づけるもの〜
- Have a heart〜思いやりを持つ〜
- Change of heart〜気が変わる〜
- Tuen up one’s nose at~〜見下す〜
- Keep your nose out of ~〜干渉するな〜
- Get cold feet〜怖気つく〜
- Break a leg〜頑張って〜
- まとめ
体のパーツを使った表現を覚えよう!

コタロー
英語での表現をもっと色々できるようにしたいんだけどなにか面白い表現ないかな?

マヤ
そうだね!じゃあ今回は体のパーツを使った表現を紹介するね!
中には日本語の表現と近いものもあるから覚えてぜひ使ってね!
体のパーツごとの表現

マヤ
それぞれの部位別に紹介していくね!
その表現の解説も一緒に紹介するよ!
Head
- Keep your head (冷静でいる)
「head(頭)」は理性•判断力などの意味を持っていて、戦争や混乱時に「Lose your head(頭を失う)」=冷静さを失うとして言われていた。その反対に、「keep your head」は冷静さを保つことを意味するようになった。
- Over one’s head(難しすぎて理解できない)
もともと物理的に「頭の上を超える」ことから「自分には届かない・超えている」という感覚が生まれた。
そこから「知識・話題などが難しすぎて理解でいない」という比喩表現となった。
Eyes
- Catch someone’s eye(目を引く)
視線を「捕まえる」ことで何かが目立っている・注目されていることを表す。視覚的に目に入るものが興味を引くという感覚からきている。
- In the blink of an eye(一瞬で)
blink(まばたき)はほんの一瞬なのでそのスピード感を強調している表現。
Ears
- Lend an ear(耳を貸す=話を聞く)
物理的に耳を貸すわけじゃなく、自分の注意関心を相手に向けることを表現している。
- Play by it ear(即興でやる)
「耳で覚えて演奏する」ことから即興でやる、予定なしですすめると言った意味になった。
Mouth
- Word of mouth(口コミ)
広告や、インターネットがなかった時代に、人が口で伝える情報が宣伝手段だったことからできた表現。
- Put your foot in your mouth
「口に足を入れる」という変なイメージで大きな失敗や、恥ずかしさを表す。実際におこることはないだろうが、視覚的に「やらかした感」がある。
Arms/Hands
- Give a hand (手伝う)
昔は物理的に手を貸すことで相手を助けていたそれから比喩表現として「助ける」となった。
- Have one’s hands full(忙しすぎる)
両手が埋まっていると他のことができない状態であるため、そこから「非常に磯田シク余裕がない」ことを表すようになった。
- A short in the arm(元気づけるもの)
「注射(shot)」が語源。薬を注射することで活力を取り戻すことから「刺激や活力を与える」となった。
Heart
- Have a heart(思いやりを持って)
「heart」は感情や思いやりなどを表現できる。冷たい態度に「心を持って」と訴える気持ちを表現している。
- Change of heart(心変わり)
心が変わる=気持ちや態度が変化することを指す表現。
Nose
- Turn up one’s nose at~(〜を見下す)
「鼻を上に向ける」格好が相手を見下しているように見えることからできた表現。
- Keep your nose out of~(干渉するな)
犬が詮索するときに匂いを嗅ぐために鼻を突っ込むことが語源になっている。「鼻を突っ込むな=関係ないことに干渉するな」という意味になった。
Feet/Legs
- Get cold feet(怖気つく)
もともと兵士や賭け事の世界で「冷たい足(cold feet)」=戦意を喪失している、ビビって動けない状態を意味していた。
「直前に怖気つく」ことを表現している。
- Break a leg(頑張って)
舞台業界では「Good luck」ということが縁起が悪いとされていて、代わりに「足を折れ(break a leg)」をいうことで幸運を願うというジンクスになった。

コタロー
結構色々な表現があるんだね!
日本語でも似たような表現もあるね!
覚えて使ってみたいな!
例文

マヤ
せっかく表現も知ったことだし、例文も見て実際どんな感じで使うのか、見てみよう!
keep your head〜冷静でいる〜
- Even in the middle of the fire, she kept her head and called for help.
火事のなかでも、彼女は冷静に助けを呼んだ - Try to keep your head during the exam and focus on each question.
試験中は冷静になって問題に集中して。
Over one’s head〜難しすぎて理解できない〜
- That physics lecture went right over my head.
その物理の講義は私には全く理解できなかった。 - The joke was over his head, he didn’t laugh.
その冗談は彼には難しすぎて理解できなくて、笑わなかった。
Catch someone’s eye〜目を引く〜
- That painting caught my eye as soon as I walked into the gallery.
ギャラリーに入ってすぐにその絵が目に留まった - She wore a bright red scarf to catch his eye.
彼女は彼は目を引くために明るい赤のスカーフを身につけた。
In the blink of an eye〜一瞬で〜
- Everything changed in the blink of an eye.
全てが一瞬で変わってしまった。 - The thief vanished in the blink of an eye.
泥棒は一瞬のうちに姿を消した。
Lend an ear〜耳を貸す〜
- Thank you for lending an ear when I needed to talk.
話をしたいときに聞いてくれてありがとう。 - If you ever need someone to lend an ear, I’m here.
話をきて欲しいときは、いつでもいってね。
Play it by ear〜即興でやる〜
- I don’t know what time I’ll get there-let’s just play it by ear.
何時につくかわからないから、行き当たりばったりでいこう。 - we didn’t make any plans for the trip and just played it by ear.
旅行の予定は立てずに即興で動いた。
Word of mouth〜口コミ〜
- The cafe became popular purely through word of mouth.
そのカフェは口コミだけで人気になった。 - Word of mouth is the best from of advertising.
口コミは最高の宣伝方法だ。
Put your foot in your mouth〜失言する〜
- I really put my foot in my mouth when I asked if she was pregnant.
彼女が妊娠しているか聞いたとき、本当に失言してしまった。 - He tends to put his foot in his mouth during meetings.
彼は会議中によく失言する。
Give a hand〜手伝う〜
- Could you give me a hand with these bags?
これらのバッグを運ぶのを手伝ってくれますか? - The volunteers gave a hand to the flood victims.
ボランティアたちは洪水の被災者を手助けした。
Have one’s hands full〜忙しすぎる〜
- She has her hands full taking care of her newborn twins.
新生児の双子の世話で彼女は手一杯だ。 - I can’t help you now-I’ve got my hands full with work.
今は手伝えない。仕事で手が離せないんです。
A shot in the arm〜元気づけるもの〜
- The team’s victory was a real shot in the arm.
チームの勝利は本当に元気付けられるできごとだった。 - Her kind words gave me a shot in the arm after a tough day.
辛い1日の後、彼女は優しい言葉に励まされた。
Have a heart〜思いやりを持つ〜
- Come on, have a heart! He’s trying his best.
ねぇ、思いやりを持ってよ!彼は頑張っているんだよ。 - Please have a heart and don’t fire her right before the holidays.
思いやりを持ってください。休み前に彼女をクビにしないで。
Change of heart〜気が変わる〜
- I had a change of heart and decided not to move abroad.
気が変わって、海外に引っ越すのはやめた。 - He was going to quit, but after a talk with his boss, he had a change of heart.
彼は辞めるつもりだったが、上司と話して気が変わった。
Tuen up one’s nose at~〜見下す〜
- She turned up her nose at the cheap wine.
彼女は安いワインを見下した。 - Don’t turn up your nose at people with less money.
お金がない人を見下しちゃいけないよ。
Keep your nose out of ~〜干渉するな〜
- Keep your nose out of my personal life.
私の私生活に干渉しないで。 - Hey, keep your nose out of things you don’t understand.
ねえ、わかりもしないことに首を突っ込まないでよ。
反対に干渉するの例文も一緒に紹介します。 - He’s always putting his nose where it doesn’t belong.
彼はいつも余計なことに首をつっこむ。
(Put your nose where it doesn’t belongで所属していない場所に鼻をおく=首をつっこむとなります。)
Get cold feet〜怖気つく〜
- He got cold feet and canceled the wedding.
彼は怖気ついて、結婚式をキャンセルした。 - I was going to apply, but I got cold feet at the last minute.
応募するつもりだったけど、直前で怖気ついた。
Break a leg〜頑張って〜
- Break a leg in your audition tomorrow!
明日のオーディション頑張って! - ”Break leg!”said the director before the show started.
「頑張れよ!」と演出家が舞台前に声をかけた。

コタロー
使い方がわかってきた気がするよ!
自分でも文章作って練習してみるね!
まとめ

マヤ
体のパーツを使ってた表現どうだったかな?
直接的な表現じゃなくて間接的に表す表現になっていることが多いんだけど、なぜそうなるのかがわかると使えるようになるんじゃないかな。

コタロー
そうだね!日本語でも似たような表現もあるし実際使えたらかっこいい気がするから覚えて使ってみようと思うよ!
またなにかあったら教えてね!
体のパーツを使った表現を紹介していきました。
イメージすれば意味がなんとなく理解できるものが多いのと、日本語でも似たような使い方をする表現があると思います。言葉は違ってもイメージする表現が同じなのは面白いですよね。
今回紹介したものが一つでも会話の幅を広げるサポートになればいいと思います。
このようにこれからも変わった表現などを紹介していきます!
また次回も待っていてください!
『小さな積み重ねが大きな力に』続けれていれば結果は絶対ついてくるよ!それまで頑張りましょう!
今日の単語、フレーズ
- Victim…犠牲者、被災者
- Newborn…新生児
- Pregnant…妊婦
- Make a plan…予定を立てる
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