【マヤこたストーリー上級編】Talking to My Parents|両親に留学したい気持ちを伝える

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マヤこたストーリー

「やりたいことは決まった。でも、それを誰かに伝えるのは少し怖い。」

自分の中で決意を固めることと、その決意を家族や周りの人に伝えることは、また別の難しさがあります。

前回、コタローはマヤとの会話を通して、自分の不安と向き合いました。

英語力への不安。

知らない場所で生活することへの不安。

そして、失敗することへの恐怖。

それでもコタローは、「挑戦しなかったことを後悔したくない」と考え、イギリス留学プログラムに応募することを決意しました。

しかし、応募するためには、まだ一つ大切なことが残っています。

両親に自分の気持ちを伝えることです。

今回のストーリーでは、コタローが緊張しながらも、自分がなぜ留学したいのか、そしてなぜ今までの自分を変えたいのかを両親に伝えます。

果たして、両親はコタローの決意を受け入れてくれるのでしょうか?

今回は、家族に自分の考えを伝えるときにも役立つ英語表現を学びながら、コタローの新たな一歩を見ていきましょう。

※この記事にはアフェリエイト広告が含まれています


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Story

Talking to My Parents

That evening, Kotaro sat alone in his room, staring at the application form lying on his desk.

(その日の夕方、コタローは一人で自分の部屋に座り、机の上に置かれた申込用紙を見つめていました。)

He had already made his decision.

(彼はすでに決断していました。)

He wanted to apply for the study abroad program.

(留学プログラムに応募したいと思っていました。)

Yet, despite having finally decided what he wanted to do, there was still one thing he couldn’t avoid.

(しかし、ようやく自分のしたいことを決めたにもかかわらず、まだ避けられないことが一つ残っていました。)

He had to tell his parents.

(両親に伝えなければなりませんでした。)

Kotaro let out a quiet sigh and leaned back in his chair.

(コタローは小さくため息をつき、椅子にもたれかかりました。)

“I’ve decided to go… but how am I supposed to tell them?”

(「行くって決めたけど……どうやって伝えればいいんだろう?」)

The decision itself had been difficult.

(決断そのものも簡単ではありませんでした。)

But now that he had made it, he realized that explaining his decision to his parents was making him just as nervous.

(しかし決意した今、両親にその理由を説明することも同じくらい緊張することだと気づきました。)

He knew they would probably have questions.

(両親がきっといろいろな質問をすることは分かっていました。)

Why England?

(なぜイギリスなのか?)

Why now?

(なぜ今なのか?)

Was he really prepared to live so far away from home?

(本当に家から遠く離れた場所で生活する準備ができているのか?)

The more he thought about it, the more nervous he became.

(考えれば考えるほど、緊張は大きくなっていきました。)

Still, he knew that putting the conversation off wouldn’t make it any easier.

(それでも、その話を先延ばしにしても、状況が楽になるわけではないことを彼は分かっていました。)

After dinner, Kotaro slowly made his way toward the living room.

(夕食後、コタローはゆっくりとリビングへ向かいました。)

His parents were sitting on the sofa, watching television together.

(両親はソファに座り、一緒にテレビを見ていました。)

For a moment, Kotaro stood quietly at the entrance.

(コタローはしばらく、部屋の入り口で黙って立っていました。)

His mother noticed him first.

(最初に彼に気づいたのは母親でした。)

“Kotaro? Is something wrong?”

(「コタロー?どうかしたの?」)

Kotaro hesitated.

(コタローはためらいました。)

Then he took a deep breath.

(そして深く息を吸いました。)

“Um… do you have a minute? There’s something I’d like to talk to you about.”

(「あの……少し時間ある? 二人に話したいことがあるんだ」)

His parents exchanged a brief glance before turning their attention to him.

(両親は一瞬顔を見合わせ、それからコタローに視線を向けました。)

“Of course,” his mother said. “What is it?”

(「もちろんよ。どうしたの?」と母親は言いました。)

Kotaro sat down across from them.

(コタローは両親の向かい側に座りました。)

For a few seconds, he didn’t know how to begin.

(数秒間、どう話し始めればいいのか分かりませんでした。)

Then he decided that the best thing he could do was simply be honest.

(そして、自分にできる一番の方法は、素直に話すことだと決めました。)

“There’s a study abroad program at school,” he began.

(「学校に留学プログラムがあるんだ」と彼は話し始めました。)

His parents listened quietly.

(両親は静かに話を聞いていました。)

“It’s a program that would allow students to study in England.”

(「イギリスで勉強できるプログラムなんだ」)

His father raised his eyebrows slightly.

(父親は少し眉を上げました。)

“England?”

(「イギリス?」)

Kotaro nodded.

(コタローはうなずきました。)

“Yes.”

(「うん」)

He paused for a moment before continuing.

(彼は少し間を置いてから続けました。)

“I’ve been thinking about it for the past few days, and I’ve decided that I want to apply.”

(「ここ数日ずっと考えていたんだけど、応募したいって決めたんだ」)

His parents remained silent.

(両親は黙っていました。)

Kotaro could feel his heart beating faster.

(コタローは自分の心臓が早く打っているのを感じました。)

“I know it might sound sudden,” he continued, “but this isn’t something I decided without thinking.”

(「急な話に聞こえるかもしれないけど、何も考えずに決めたわけじゃないんだ」と彼は続けました。)

His father folded his arms.

(父親は腕を組みました。)

“So, why do you want to go?”

(「それで、どうして行きたいんだ?」)

Kotaro looked down for a moment.

(コタローは少しの間、下を向きました。)

There were so many things he wanted to say that he wasn’t sure where to begin.

(伝えたいことがたくさんありすぎて、どこから話せばいいのか分かりませんでした。)

“I want to improve my English,” he said.

(「英語をもっと上達させたいんだ」と彼は言いました。)

Then he paused.

(そして少し間を置きました。)

“But that’s not the only reason.”

(「でも、それだけじゃない」)

He slowly raised his head and looked directly at his parents.

(コタローはゆっくりと顔を上げ、両親をまっすぐ見ました。)

“I want to change myself.”

(「自分自身を変えたいんだ」)

His parents continued to listen.

(両親はそのまま静かに聞いていました。)

“For a long time, I’ve avoided doing things simply because I was afraid of failing.”

(「僕はずっと、失敗するのが怖いという理由だけで、いろいろなことから逃げてきた」)

Kotaro tightened his hands on his knees.

(コタローは膝の上で手をぎゅっと握りました。)

“I’ve always thought that I needed to be completely ready before trying something new.”

(「新しいことに挑戦する前には、完璧に準備ができていなければならないって、ずっと思ってた」)

He gave a small, nervous laugh.

(彼は少し緊張したように笑いました。)

“But I’m starting to realize that I might spend my whole life waiting if I keep thinking that way.”

(「でも、そんなふうに考え続けていたら、一生ずっと準備ができるのを待っているだけになるかもしれないって、最近思うようになったんだ」)

His mother looked at him with a gentle expression.

(母親は優しい表情で彼を見ました。)

“You’ve changed,” she said quietly.

(「変わったね」と彼女は静かに言いました。)

Kotaro looked surprised.

(コタローは驚いた表情をしました。)

“You used to be afraid of trying new things.”

(「前のあなたは、新しいことに挑戦するのを怖がっていたものね」)

Kotaro smiled slightly.

(コタローは少し笑いました。)

“I still am.”

(「今でも怖いよ」)

His parents looked at him.

(両親は彼を見ました。)

“I’m still afraid of failing.”

(「今でも失敗するのは怖い」)

“I’m still worried about living in another country.”

(「海外で生活することも不安だよ」)

“And honestly, I have no idea whether I’ll be able to handle everything.”

(「正直、自分が全部うまくやれるかどうかなんて分からない」)

He took a breath.

(彼は一度息を吸いました。)

“But I don’t want to keep running away whenever something scares me.”

(「でも、何かが怖くなるたびに、逃げ続けるのはもう嫌なんだ」)

The room became quiet.

(部屋の中は静かになりました。)

Kotaro waited nervously for his parents’ response.

(コタローは緊張しながら、両親の返事を待ちました。)

His father remained silent for a moment, his arms still crossed.

(父親は腕を組んだまま、しばらく黙っていました。)

Kotaro couldn’t tell what he was thinking.

(コタローには、父親が何を考えているのか分かりませんでした。)

Then, slowly, his father smiled.

(そして、ゆっくりと父親は笑いました。)

“It won’t be easy,” he said.

(「簡単なことではないぞ」と彼は言いました。)

Kotaro nodded.

(コタローはうなずきました。)

“I know.”

(「分かってる」)

“You’ll be far from home.”

(「家から遠く離れることになる」)

“I know.”

(「分かってる」)

“You’ll have to deal with problems on your own.”

(「自分一人で問題に向き合わなければならないこともある」)

Kotaro took another deep breath.

(コタローはもう一度深く息を吸いました。)

“I know,” he said again. “But I want to try.”

(「分かってる。それでも挑戦したいんだ」)

His father looked at him for a few more seconds.

(父親はさらに数秒間、コタローを見つめました。)

Then he nodded.

(そして、うなずきました。)

“If you’re serious about this, we’ll support you.”

(「本気でそうしたいと思っているなら、俺たちは応援する」)

Kotaro’s eyes widened.

(コタローは目を大きく見開きました。)

“Really?”

(「本当に?」)

His mother smiled.

(母親は微笑みました。)

“Of course.”

(「もちろんよ」)

She reached over and gently placed her hand on his.

(彼女は手を伸ばし、優しくコタローの手に自分の手を重ねました。)

“We believe in you.”

(「私たちはあなたを信じているよ」)

For a moment, Kotaro didn’t know what to say.

(しばらくの間、コタローは何も言えませんでした。)

He had been so focused on worrying about whether his parents would approve that he hadn’t considered the possibility that they might have believed in him all along.

(両親が認めてくれるかどうかばかりを心配していたため、両親がずっと以前から自分を信じてくれていた可能性について、彼は考えたこともありませんでした。)

“Thank you,” he finally said.

(「ありがとう」と、彼はようやく言いました。)

His parents smiled.

(両親は微笑みました。)

For Kotaro, this was more than simply receiving permission to apply for a study abroad program.

(コタローにとって、これは単に留学プログラムへの応募を許可されたということ以上の出来事でした。)

He had faced another fear.

(また一つ、自分の恐怖と向き合ったのです。)

He had spoken honestly about what he wanted.

(自分が本当に望んでいることを、正直に伝えました。)

And, perhaps for the first time, he had begun to realize that becoming stronger didn’t mean becoming fearless.

(そしておそらく初めて、強くなるということは、恐怖を感じなくなることではないのだと気づき始めました。)

It meant being willing to move forward even when he was afraid.

(怖くても、それでも前に進もうとすることなのです。)

That night, as Kotaro returned to his room, he looked at the application form once again.

(その夜、自分の部屋に戻ったコタローは、もう一度申込用紙を見ました。)

This time, however, he no longer saw it as something that represented only fear and uncertainty.

(しかし今度は、それをただ不安や恐怖を象徴するものとしては見ていませんでした。)

It was an opportunity.

(それはチャンスでした。)

And he was finally ready to take it.

(そして彼はついに、そのチャンスを掴む準備ができたのです。)


今日のフレーズ

Phrase意味
put off ~~を先延ばしにする
make one’s way toward ~~へ向かう
have a minute?少し時間ある?
allow someone to ~人が~することを可能にする
sound sudden急な話に聞こえる
be serious about ~~について本気である
deal with ~~に対処する、向き合う
on one’s own自分自身で、一人で
approve of ~~を認める、賛成する
believe in ~~を信じる、可能性を信じる
all alongずっと以前から
move forward前に進む
be willing to ~~する意思がある
be ready to ~~する準備ができている

フレーズ解説

① put off ~|~を先延ばしにする

今回のストーリーでは、

Putting the conversation off wouldn’t make it any easier.

という表現が登場しました。

これは、

「その会話を先延ばしにしても、何も楽にはならない」

という意味です。

put off ~ は「予定ややるべきことを後回しにする」という意味でよく使われます。

Example

Don’t put off your decision for too long.

「決断をあまり長く先延ばしにしないで。」

I keep putting off my homework.

「宿題をずっと後回しにしています。」


② have a minute?|少し時間ある?

コタローは両親に話しかけるとき、

Do you have a minute?

と言っています。

これは直訳すると「1分ありますか?」ですが、実際には、

「少し時間ある?」
「ちょっと話せる?」

という自然な表現です。

もう少し丁寧に言いたい場合は、

Do you have a minute to talk?

「少しお話しする時間はありますか?」

とも言えます。


③ be serious about ~|~について本気である

父親はコタローに、

If you’re serious about this, we’ll support you.

と言いました。

これは、

「これを本気でやりたいと思っているなら、私たちは応援する」

という意味です。

be serious about ~ は、「冗談ではなく、本気で考えている」というニュアンスを表します。

Example

Are you serious about studying abroad?

「本気で留学するつもりなの?」

I’m serious about improving my English.

「本気で英語を上達させたいと思っています。」


④ deal with ~|~に対処する・向き合う

今回、父親は、

You’ll have to deal with problems on your own.

と言っています。

「自分一人で問題に対処しなければならないこともある」

という意味です。

deal with ~ は、問題や困難、状況などに「対応する」「対処する」という意味で使われます。

Example

You need to learn how to deal with difficult situations.

「困難な状況にどう対処するかを学ぶ必要があります。」


⑤ believe in ~|~を信じる

今回の重要表現です。

We believe in you.

これは単なる「あなたの言うことを信じる」という意味ではありません。

believe in someone には、

「その人の能力や可能性を信じる」

というニュアンスがあります。

そのため、

We believe you.

だと、

「あなたの言っていることを信じます。」

という意味になります。

一方、

We believe in you.

は、

「私たちはあなたならできると信じている。」

という意味になります。

この違いはとても重要です。


今日の文法

not ~ until と even when

今回のストーリーでは、上級英語らしい「恐怖がなくなってから行動するのではない」という考え方を表す文が登場しました。

Becoming stronger didn’t mean becoming fearless.

「強くなるということは、恐怖を感じなくなることではありませんでした。」

続けて、

It meant being willing to move forward even when he was afraid.

「怖くても、それでも前に進もうとすることを意味していました。」

even when ~ の意味

when ~ は「~するとき」ですが、

even when ~

にすると、

「たとえ~するときでも」
「~であっても」

という意味になります。

Example

I try to speak English even when I’m not confident.

「自信がないときでも、私は英語を話そうとします。」

Keep going even when things get difficult.

「物事が難しくなっても、進み続けてください。」

今回のコタローのように、「怖くないから挑戦する」のではなく、

怖くても挑戦する

というニュアンスを表すのにぴったりの表現です。


練習会話

Conversation

Kotaro: Mom, Dad, do you have a minute? There’s something I’d like to talk to you about.

Mother: Of course. What’s on your mind?

Kotaro: There’s a study abroad program at school, and I’m thinking about applying.

Father: Studying abroad? Where?

Kotaro: England.

Mother: That’s a big decision. Are you sure about it?

Kotaro: I’m still nervous, but I’m serious about it. I want to improve my English, and I also want to challenge myself.

Father: Studying abroad won’t always be easy.

Kotaro: I know. But I don’t want to keep avoiding things just because I’m afraid.

Mother: Then we’ll support you.

Kotaro: Really?

Father: Of course. We believe in you.

日本語訳

コタロー: お母さん、お父さん、少し時間ある? 話したいことがあるんだ。

母: もちろんよ。どうしたの?

コタロー: 学校に留学プログラムがあって、応募しようと思ってるんだ。

父: 留学?どこに行くんだ?

コタロー: イギリス。

母: 大きな決断ね。本当にそれでいいの?

コタロー: まだ不安だけど、本気で考えてる。英語をもっと上達させたいし、自分自身にも挑戦したいんだ。

父: 留学はいつも簡単とは限らないぞ。

コタロー: 分かってる。でも、怖いからって何でも避け続けたくないんだ。

母: それなら、私たちは応援するわ。

コタロー: 本当に?

父: もちろんだ。私たちはお前を信じている。


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今日の単語・フレーズ

Word / Phrase意味
application form申込用紙、応募用紙
avoid避ける
realize気づく
probablyおそらく
hesitateためらう
honestly正直に
sudden突然の
fail失敗する
whole life人生のすべて、一生
nervously緊張して
response返答、反応
approve認める、承認する
permission許可
fearless恐れを知らない
uncertainty不確実さ、不安
opportunity機会、チャンス

まとめ

今回の第4話では、コタローが留学という新しい挑戦について、両親に自分の気持ちを伝えました。

留学したい。

英語をもっと上達させたい。

しかし、それだけではありません。

コタローは、

“I want to change myself.”

「自分自身を変えたい。」

という気持ちを持っていました。

これまでのコタローは、失敗することが怖くなると、新しいことから逃げてしまうことがありました。

しかし今回、彼は両親の前で、

“I don’t want to keep running away whenever something scares me.”

「何かが怖くなるたびに、逃げ続けるのはもう嫌なんだ。」

と、自分の気持ちを伝えます。

そして両親は、コタローの不安を理解したうえで、

“If you’re serious about this, we’ll support you.”

「本気なら、私たちは応援する。」

と答えました。

今回特に覚えておきたい表現は、

  • put off ~:~を先延ばしにする
  • be serious about ~:~について本気である
  • deal with ~:~に対処する
  • believe in ~:~の能力や可能性を信じる
  • move forward:前に進む

です。

そして、今回のストーリーを象徴するのが、

It meant being willing to move forward even when he was afraid.

「怖くても、それでも前に進もうとすること。」

という考え方です。

強い人は、必ずしも怖くない人ではありません。

不安や恐怖を感じながらも、それでも自分の進みたい方向へ一歩を踏み出せる人なのかもしれません。

両親の後押しを受け、コタローはついに留学への挑戦を本格的に始めることになります。

次回は、いよいよ留学プログラムへの応募と、新たな選考への挑戦が始まります。


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