マヤこたストーリー 第2部 中級編 第8話|Packing for England

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英語のストーリーを読んでみよう(中級)

どれだけ準備を重ねても、出発前になると不安になるものです。

荷物をまとめ、忘れ物がないか何度も確認し、大切な人へのお土産を選ぶ。その一つひとつの行動が、「もうすぐ留学が始まる」という実感につながっていきます。

今回のストーリーでは、コタローがイギリスへ出発する直前の様子を描きます。期待と不安が入り混じる気持ちを通して、英語で感情を表現する自然な言い回しや、高校レベルの英文法を学んでいきましょう。

※この記事にはアフェリエイト広告が含まれています。


マヤ
マヤ

もう荷造りは終わった?

コタロー
コタロー

まだ半分くらいかな。何か忘れている気がして、何度も荷物を確認しちゃうんだ。

マヤ
マヤ

分かる!私も昨日、スーツケースを開けたり閉めたりを何回も繰り返したよ。

コタロー
コタロー

楽しみだけど、出発が近づくほど緊張してきたな。


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Packing for England

Only a few days remained before our flight to England.

The excitement that Maya and I had felt for months was finally becoming reality.

At the same time, however, I found myself feeling more nervous than ever.

On Saturday morning, I spread all my belongings across the floor of my room.

My large suitcase stood open beside my bed, waiting to be filled.

“There are so many things I need to bring,” I said to myself with a sigh.

I picked up my packing list and checked each item carefully.

“Passport… clothes… phone charger… notebook… toothbrush…”

Every time I crossed something off the list, I felt a small sense of relief.

Still, I couldn’t stop wondering whether I had forgotten something important.

Just then, my mother knocked gently on the door.

“How’s the packing going?” she asked.

“I think I’m almost finished,” I replied.

She looked around my room, smiled, and pointed toward my desk.

“Have you packed your medicine yet?”

I froze for a second.

“Oh… I completely forgot!”

We both laughed.

“I’m glad I checked on you,” she said.

I quickly added my medicine to the suitcase before I forgot again.

Looking at the growing pile of packed belongings, I realized how close my departure had become.

Later that afternoon, I met Maya at the shopping mall.

There was one more thing we wanted to do before leaving Japan.

We wanted to buy souvenirs for Lucas, Lily, and our host families.

“What do you think they would like?” Maya asked as we walked through a gift shop.

I looked around at the shelves filled with traditional Japanese products.

“Maybe something that represents Japan,” I suggested.

“What about folding fans or chopsticks?”

Maya nodded immediately.

“Those are nice, but I think something they can actually use would be even better.”

After discussing several ideas, we chose beautifully designed chopsticks, small packets of Japanese green tea, and a few traditional snacks.

“I hope they’ll like these,” I said.

“I’m sure they will,” Maya replied with a smile.

“They’ll probably be happy simply because we chose them.”

As we continued shopping, Maya noticed that I had become unusually quiet.

She looked at me with a concerned expression.

“Kotaro, is everything okay?”

I smiled weakly.

“Yeah… I think so.”

“But to be honest, I’m feeling a little overwhelmed.”

She waited patiently for me to continue.

“I’ve been looking forward to this trip for so long.”

“But now that it’s almost here, everything feels different.”

“What if I can’t understand people?”

“What if I get homesick?”

“What if I make too many mistakes?”

The questions that had been hidden deep inside my mind finally came out.

Maya listened without interrupting me.

When I finished speaking, she smiled gently.

“You know…”

“I’ve been thinking about exactly the same things.”

I looked at her in surprise.

“Really?”

“Of course,” she replied.

“It’s our first time living in another country.”

“Feeling nervous doesn’t mean we’re not ready.”

“It simply means that this experience is important to us.”

Her words made me feel lighter.

Maybe being brave didn’t mean having no fear.

Maybe it meant moving forward even while feeling afraid.

That evening, after returning home, I packed the last few things into my suitcase.

I slowly zipped it shut and placed it beside my bedroom door.

For several seconds, I simply looked at it without saying a word.

That suitcase wasn’t filled with only clothes and souvenirs.

It was filled with hopes, dreams, and the courage I had built over the past few months.

I took a deep breath and smiled.

“I’m really going to England.”

This time, those words no longer sounded like a dream.

They sounded like the beginning of a brand-new chapter in my life.


日本語訳

イギリスへの出発まで、あと数日となりました。

何か月もの間、マヤと私が楽しみにしてきたことが、いよいよ現実になろうとしていました。

その一方で、私はこれまで以上に緊張している自分にも気づいていました。

土曜日の朝、私は部屋の床いっぱいに荷物を広げました。

ベッドの横には、大きなスーツケースが口を開けて置かれています。

「持っていくものが本当にたくさんあるな。」

私はため息をつきながらつぶやきました。

荷造りリストを手に取り、一つひとつ丁寧に確認していきます。

「パスポート……服……スマホの充電器……ノート……歯ブラシ……」

項目を一つ消すたびに、少しだけ安心できました。

それでも、「何か大事なものを忘れているんじゃないか」という気持ちは消えません。

そのとき、母が部屋をノックしました。

「荷造りは順調?」

「たぶん、もう少しで終わるよ。」

母は部屋を見渡し、机のほうを指さしました。

「薬は入れた?」

私は一瞬固まりました。

「あっ……完全に忘れてた!」

二人で思わず笑ってしまいました。

「見に来てよかったわ。」

母の言葉にうなずきながら、私は忘れないうちに薬をスーツケースへ入れました。

荷物が増えていく様子を見ていると、留学が本当に近づいていることを実感しました。

その日の午後、私はマヤとショッピングモールで待ち合わせをしました。

日本を出発する前に、もう一つやりたいことがあったからです。

ルーカスやリリー、そしてホームステイ先の家族へのお土産を選ぶことでした。

「どんなものが喜ばれるかな?」

マヤがギフトショップを歩きながら聞きました。

私は日本らしい商品が並ぶ棚を見渡しました。

「日本らしさを感じられるものがいいんじゃないかな。」

「扇子とか、お箸とか。」

マヤはすぐにうなずきました。

「いいね。でも、実際に使ってもらえるもののほうが喜ばれるかも。」

相談した結果、私たちはきれいなデザインのお箸や日本茶、小さなお菓子を選びました。

「気に入ってくれるといいな。」

「きっと喜んでくれるよ。」

「私たちが選んだっていうだけでも嬉しいと思う。」

買い物を続けていると、マヤは私が急に静かになったことに気づきました。

「コタロー、大丈夫?」

私は少し笑いました。

「うん……たぶん。」

「でも正直に言うと、少し不安なんだ。」

マヤは何も言わず、続きを待ってくれました。

「ずっと楽しみにしていた留学なのに、近づけば近づくほど、いろいろ考えちゃう。」

「英語が聞き取れなかったらどうしよう。」

「ホームシックになったらどうしよう。」

「たくさん失敗したらどうしよう。」

心の奥にしまっていた不安が、自然と言葉になってあふれ出しました。

マヤは最後まで黙って聞いてくれました。

そして優しく微笑みます。

「実はね……」

「私も全く同じことを考えてた。」

私は驚きました。

「本当に?」

「もちろん。」

「海外で暮らすのは初めてなんだから。」

「不安なのは、準備不足だからじゃないよ。」

「それだけ、この留学が私たちにとって大切なんだよ。」

その言葉を聞いて、胸が少し軽くなりました。

勇気とは、怖くないことではありません。

怖くても前へ進むことなのかもしれません。

その日の夜、私は最後の荷物をスーツケースへ入れました。

ゆっくりファスナーを閉め、部屋のドアの横へ置きます。

しばらく黙ってスーツケースを見つめました。

そこには服やお土産だけではなく、

この数か月で積み重ねてきた夢や希望、そして勇気も詰まっているように感じました。

私は深呼吸をして、小さく笑いました。

「本当にイギリスへ行くんだ。」

その言葉は、もう夢ではありませんでした。

新しい人生の一章が、今まさに始まろうとしていたのです。

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実際に留学やワーキングホリデーに行くと、今回紹介したような英語表現を使う場面がたくさんあります。

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Today’s Expression

I’m looking forward to it, but I’m also a little nervous.

意味:楽しみにしているけれど、少し不安でもあります。

今回のストーリーでは、コタローが出発を目前に控えた複雑な気持ちを表すために使われました。

I’m looking forward to studying abroad, but I’m also a little nervous.

(留学を楽しみにしていますが、少し不安でもあります。)

楽しみと不安が同時にあることを伝える、とても自然な英語表現です。旅行や新しい仕事、入学など、さまざまな場面で使えます。

例文

  • I’m looking forward to my new job, but I’m also nervous.
    (新しい仕事が楽しみですが、不安もあります。)
  • She’s looking forward to meeting her host family.
    (彼女はホストファミリーに会うのを楽しみにしています。)
  • We’re looking forward to visiting England.
    (私たちはイギリスを訪れることを楽しみにしています。)

フレーズ解説

① overwhelmed

意味:圧倒される、気持ちがいっぱいになる

ストーリーでは、

I’m feeling a little overwhelmed.

(少し気持ちがいっぱいなんだ。)

という形で登場しました。

例文

  • I felt overwhelmed before the exam.
  • She was overwhelmed by everyone’s kindness.
  • Don’t worry if you feel overwhelmed.

② homesick

意味:ホームシックになる、家が恋しい

留学や海外旅行ではよく使われる単語です。

例文

  • I’m afraid I might get homesick.
  • He became homesick after a few weeks.
  • Everyone feels homesick sometimes.

③ represent

意味:象徴する、表す

今回のストーリーでは、

Something that represents Japan

(日本らしさを表すもの)

という意味で使われました。

例文

  • This picture represents our culture.
  • Mount Fuji represents Japan.
  • The flag represents the country.

④ look forward to

意味:~を楽しみにする

前向きな気持ちを表す定番フレーズです。

例文

  • I’m looking forward to the trip.
  • We look forward to meeting our host family.
  • She is looking forward to studying abroad.

※ to の後ろは 名詞 または 動名詞(-ing) が続きます。


⑤ brand-new chapter

意味:新しい章、新たな人生のスタート

ストーリーの最後で、

A brand-new chapter in my life

(人生の新しい章)

という印象的な表現が使われました。

例文

  • This is a brand-new chapter for our family.
  • Starting university was a brand-new chapter in my life.
  • Every challenge can become a brand-new chapter.

Practice Conversation

The Night Before Departure

マヤ
マヤ

 Have you finished packing?

コタロー
コタロー

Yes, I finally closed my suitcase.

マヤ
マヤ

 How are you feeling now?

コタロー
コタロー

I’m looking forward to the trip, but I’m also a little nervous.

マヤ
マヤ

 Me too.
I think everyone feels that way before studying abroad.

コタロー
コタロー

I hope our host family likes the souvenirs we bought.

マヤ
マヤ

I’m sure they will.
They’ll appreciate the thought behind them.

コタロー
コタロー

I can’t believe we’ll be in England tomorrow.

マヤ
マヤ

Our adventure is about to begin!


まとめ

コタロー
コタロー

荷物を詰め終わったら、急に実感が湧いてきたよ。

マヤ
マヤ

私も!楽しみだけど、不安もあるよね。

コタロー
コタロー

でも、不安があるってことは、それだけ本気で挑戦しようとしている証拠なのかもしれない。

マヤ
マヤ

そうだね。一緒に乗り越えて、最高の留学にしよう!


今回は、イギリスへ出発する直前の準備と、コタローとマヤの素直な気持ちを描きました。

荷造りやお土産選びは、ただの準備ではありません。

一つひとつの行動を通して、「本当にイギリスへ行くんだ」という実感が少しずつ大きくなっていきます。

また、ストーリーの中では、コタローが留学への期待だけでなく、不安も正直に打ち明けました。

それに対してマヤは、

Feeling nervous doesn’t mean we’re not ready.

(不安だからといって、準備不足というわけではないよ。)

と励まします。

新しいことに挑戦するとき、不安を感じるのはごく自然なことです。

大切なのは、不安がなくなるまで待つことではなく、不安があっても一歩踏み出す勇気を持つことなのです。

今回学んだ表現

  • look forward to
  • overwhelmed
  • homesick
  • represent
  • brand-new chapter

は、旅行や留学だけでなく、仕事や学校生活でも役立つ実用的な英語です。

ぜひ音読しながら、「自分ならどう答えるかな」と考えてみてください。

英語は知識だけでなく、自分の気持ちを表現するための道具です。

コタローのように、少しずつ自分の言葉で話せるようになることを目指していきましょう。


今日の単語・フレーズ

英語意味
suitcaseスーツケース
pack荷造りをする
belongings持ち物
charger充電器
souvenirお土産
traditional伝統的な
represent象徴する、表す
overwhelmed気持ちがいっぱいになる、圧倒される
homesickホームシックになる
look forward to~を楽しみにする
departure出発
courage勇気
brand-new chapter新たな人生の始まり
appreciate感謝する、高く評価する
reality現実

最後にひとこと

大きな挑戦の前に、不安を感じるのは当たり前です。

コタローは、「楽しみ」と「不安」という相反する気持ちを抱えながらも、一歩ずつ出発の日へ近づいていきました。

英語学習も同じです。

「間違えたらどうしよう」「話せなかったらどうしよう」と思うことは誰にでもあります。

でも、その気持ちを乗り越えて一歩踏み出した先には、新しい景色が待っています。

あなたの英語学習も、きっと新しい人生の brand-new chapter になるはずです。

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